先日、おとなりのおばあちゃんが亡くなりました。95歳でした。人と関わることが好きなおばあちゃんで、おじいちゃんが亡くなってから長く一人暮らしをしていたけど、いつも誰かしらがおばあちゃんに会いに来ているという存在でした。
コロナ禍、葬儀は家族だけで執り行うということだったので、出棺をお見送りに行きました。平日の昼間にも関わらず、ご近所さんが結構たくさんの人が集まっていました。
喪主の息子さんは、おばあちゃんが癌を患っていたこと、でも治療を受けるだけの体力がないことを理由に病院から家に戻ってきたこと、最期はおばあちゃんが好きなテレビ番組を見ながら眠るように息を引き取ったことを話してくれました。
家では、自然と子ども達ともおばあちゃんの話になりました。
お話することが好きな人だったので、回覧板を持って行っただけでもかなり長くなったこととか、大きな犬を毎日散歩に連れて行っていたとか、いろんなことが思い出されたのですが、やっぱり一番の思い出は、おばあちゃんが廊下で倒れていた未遂事件です。
おとなりさんということもあって、私はよく回覧板を持っておばあちゃんの家に行きました。ある日玄関を開けると、おばあちゃんが廊下で倒れているではありませんか!?「ぎゃー大丈夫!?」と土足のまま家にあがって意識を確認すると、「今日は暑くて廊下の板の間(フローリングのことかと)が冷たくて気持ちよかったから昼寝してたんだ。」とのこと。…それならよかったよ(苦笑い)という忘れられない出来事です。
こんな思い出話をしていて、私は思ったんです。自分が死んだ時には、こうやってみんなから思い出話されて笑ってもらえるおばあちゃんになりたいなって。そうやって自分の終わりを思い描いたら、どういう行動を取ればいいかおのずと決まってくるなって。
バイクの教習試験には一本橋というのがあるのをご存知ですか?幅30cmほどのレールを落ちずに渡らなければなりません。この橋を渡り切るコツは、近くじゃなくて遠くをまっすぐ見ること。目線を近くに落とすと、ふらふらしてレールから落ちてしまします。
日々の暮らしの中で、迷うこと、悩むこと、イライラすることはたくさんありますが、そんなことをいちいち気にしていたら心が持ちません。ふらふらと人生のレールから落っこちてしまいます。だから、レールの先=自分の終わりに向かってまっすぐ進むことが必要なのです。
/
第二の習慣:終わりを思い描くことから始める
\
おばあちゃん、ありがとう!