夫婦のあり方

御船祭り

私が住む安曇野市には、穂高神社というこの地域のシンボル的な神社があります。この神社では、毎年9月に「御船祭り」が行われ、高さ6メートル・長さ12メートルにもなる大きな船が町内や神社の境内を曳航します。お祭りのクライマックスには、神社の境内で船と船をぶつけ合うのですが、この迫力はなかなかのものです。

ドスンという音と大きくゆれる船体を見ていて、よく壊れないなと思うのですが、これには秘密があります。船には、男船と女船があって、それぞれ異なる形をしています。男船は、船の先は平らでまっすぐな形をしており、一方、船の土台は長く突き出しています。女船は、女性の胸のごとく、船の先は少し膨らんだ形をしている一方、船の土台は短く引っ込んでいます。形が違う船同士がぶつかり合うので、うまくかみ合って壊れにくい仕組みになっているというわけです。

タイミングを合わせてぶつかり、押したり押されたりしながら、しばらくするとお互い離れて息を整えます。勝ち負けがあるわけではなく、それでもぶつかり合い、押し合いするのです。そして、これが「子孫繁栄」を願ったお祭りだというから驚きです。

このお祭りを見ていて、私にはこれが夫婦のあり方なのだと言われているように感じました。アンガーマネジメントをやっていても、パートナーとケンカすることはあります。それ自体はOK。それでも、アンガーマネジメントをやっているからこそ、反省したり、もう一度伝え直してみたり、次はこうしてみようと対策を考えたり、夫婦を終わらせるという拙速な答えではなく、また明日も続けようと行動を選択するわけです。

勝ち負けではない、ぶつかり合っても「子孫繁栄」を願うお祭りのように、2つの船=自分と相手のあり方をつくっていくプロセスを楽しみたいなと思いました。


私が出演する「火曜もほっこりハッピータイム」は、毎月第一と第三火曜日の16:00~18:00に生放送しています。よかったら聞いてみてください。

▼あづみ野FMは、インターネットで全国どこからでも聞くことができます。
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投稿者: 代表プロフィール

日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター🄬 アンガーマネジメントコンサルタント🄬 高校卒業後アメリカへ留学し気象学を専攻。帰国後は長野県内の大手製造メーカーにてオンラインマーケティングの戦略立案・企画推進・グローバル管理を15年ほど経験。組織と人のつながりを見せることで、部下も上司も自ら動き出すことに気付き、人の成長に影響することの面白さと喜びとを体感。 アンガーマネジメントを取り入れた人材育成や、愉しくプロアクティブに仕事に向かえるアサーティブコミュニケーションなど、人の心が動き出す研修・セミナーを企業&個人向けに提供している。

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