お手本

私が身を置く研修業界では、若手の早期離職が大きな課題になっています。少子高齢化が進み、そもそもの人数が減っていますから、苦労して採用した人が辞めてしまうのは、頭の痛い話です。

「今どきの若い子は…」なんて言いたくなりそうですが、若手自身は学生時代にキャリアについて学んできた人も多いため成長マインドが高く、社会問題にも取り組みたいと、モチベーション・期待を高く持って入社していたりします。

一方、そんな若手を受け入れる職場の上司や先輩は、「俺の背中を見ろ」的な昭和の時代を生きてきた人も多く、現代の若手にどう接すればよいか分からないという人もいます。結果、パワハラっぽい接し方になってしまったり、そうなるのが怖いから関わらないという残念なループに陥ってしまうこともあり、このコミュニケーション課題が早期離職を止められない一因になっているようです。

怒っている人(パワハラ)って、一見攻撃しているように見えますが、実は不安の表れだったりします。アンガーマネジメント的には、どうしてよいか分からない、何をしてあげればよいか分からないといった自分を守ろうとしていることが背景にあると考えます。上司・先輩なので分からないことがあってはならないという完璧主義な人、弱いところを見せてはいけないという真面目な人の方が、パワハラになりやすいかもしれません。

というわけで、今回ご紹介したいのは『ロールモデル』です。日本語で言う『お手本』ですね。これまでの人生の中で、後輩に好かれる先輩やお世話になった上司など、こんな人になりたい、こんな風に接してもらえてうれしかったといった存在はいませんか?そのお手本となる人を真似してみることで、パワハラにならない、上手な怒り方を手に入れることを目指すテクニックです。

真似をするにあたっては、お手本をよく観察する(思い出す)ことがコツです。

1/16のラジオ放送では、メンバーからこんなロールモデルのご紹介がありました。

  • 中山秀征さん。事務所の先輩。新しいことには興味を持って学んでみるお方。現代のお客様がどんなことや人に興味・関心を持っているか知ることで、お客様の目線でコメントなどできるような存在になることを意識されている。(ヤポンさん)
  • 司会事務所の社長。駆け出しの時代に「あんた偉そうなのよ!」と言われた。事務所でトップの実績をあげている自分に自負もあったので悔しかったけれど、よく見ていてくれる方なので、きっとそうなんだろう、変えないとなんだろうと考えさせられた。20年以上経って今の自分があるのはあの時のおかげとお礼を伝えたくらい、ターニングポイントとなる言葉をくれた。(みゆき姉さん)

素敵ですよね。皆さんの周りにはどんなお手本となる方がいらっしゃるでしょうか?よく観察をして、ぜひご自身で演じてみてください。自分のものになっちゃいますよ。


仕事ができる管理職・リーダーであっても、任されただけではマネジメントのやり方を知っている・できるわけではありません。マネジメントは海外では学ぶものだそうです。そんなマネジメントにも活かせるアンガーマネジメント入門講座を毎月一度開催しています。2月は12日(祝)15:00~16:30です。お一人3,300円(税込み)。Zoomを使ってオンライン開催していますので、ご自宅・職場から参加が可能です。

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投稿者: 代表プロフィール

日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター🄬 アンガーマネジメントコンサルタント🄬 高校卒業後アメリカへ留学し気象学を専攻。帰国後は長野県内の大手製造メーカーにてオンラインマーケティングの戦略立案・企画推進・グローバル管理を15年ほど経験。組織と人のつながりを見せることで、部下も上司も自ら動き出すことに気付き、人の成長に影響することの面白さと喜びとを体感。 アンガーマネジメントを取り入れた人材育成や、愉しくプロアクティブに仕事に向かえるアサーティブコミュニケーションなど、人の心が動き出す研修・セミナーを企業&個人向けに提供している。

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