この週末に、日精研のアサーティブコミュニケーション(基礎)のセミナーを受けてきました!
自分の気持ちがうまく表現できなくて、誰にも私の気持ちなんて伝わらないと苦しくなった時、たまたま手に取ったのが、日本にアサーティブコミュニケーションという考え方を導入してくれた平木典子先生の本でした。アサーティブコミュニケーションを身に付ければ私はきっと大丈夫…という根拠のない自信がわいてきて、いきおいで申し込んだセミナーです。笑
2日間という長いものでしたが、様々な人とつながって、たくさんのことを学んで、皆と会話しながら練習してと、とても有意義な時間になりました。せっかく頭で学んだので、体で実践できるように、まずは学んだことをアウトプットしたいと思います。
アサーションとは?
アサーションの意味を辞書で引くと、断言とか主張といった訳が出てきますが、アサーションという行動療法・心理学を日本語に訳すのであれば「自他尊重の自己表現」が近しいところだと思います。
自分も相手も皆それぞれ気持ちや考えや意見などを持つ&伝える権利があり、それをお互いに尊重しながら、正直に率直にその場にふさわしい方法で表現してみましょうというのがアサーション。
まったく同じ見た目の人がいないように、まったく同じものの見方や考え方を持った人はいません。だから、伝えたものをどう受け取るかは十人十色で、伝わるかどうかを心配しても仕方ありません。コミュニケーションはズレるもので、ズレたら修正すればいい。とりあえず、精一杯、自分の気持ちを率直に、素直に、正直に表現することに注力しましょうというのがアサーションの考え方です。
3つの自己表現のスタイル
アサーション的には、人はだいたい以下の3つのスタイルに分類することができるといいます。
| ノン・アサーティブ (非主張的・受け身的) | アサーティブ (自他尊重) | アグレッシブ (攻撃的) | |
| 特徴 | ・気持ちに不正直で、相手にも率直でない ・自分よりも他人を優先する傾向(自己否定的) ・間接的 ・抑制的 | ・気持ちに正直で、状況に適切 ・意見の違いに向き合ってお互いが満足できる方法を探れる(自己肯定的) ・直接的 ・表現豊か | ・気持ちに一見正直だが、状況に不適切 ・相手の気持ちを軽視 ・過度に自己肯定的 ・直接的 ・表現豊か ・自己防衛的な気持ちが根底にある場合も多い |
| 陥りやすい結果 | ・欲求不満から他者に恨みを持つ ・欲求不満から自責の念にかられる(うつ) | ー | ・一時的な自己満足は得るが、後悔する ・ノン・アサーティブになる時もある |
あなたはどのスタイルに近いでしょうか?私は私自身をアグレッシブと感じました。
このスタイルは後天的なものなので、自分がどんな表現スタイルであるかに気付いて変えようと思えば変えられるとのことです。
DESC法
アサーティブな表現をするにあたって言葉選びは大切ですが、相手との関係性、その時の自分の気持ち、身振り・手振り、声色などなど、その時の状況によってアサーティブなあり方は複雑に変わります。ただ、言葉にできると、顔の見えないオンライン会議やチャットなど現代的なコミュニケーションの中でも上手に「自他尊重」ができるので、身に付けたいテクニックです。
その時に役立つのがDESC法(デスクほう)です。DESC法は以下4つの点にしたがって自己表現をします。
- Describe:誰もが合意できる事実のみを描写する
- Explain:状況や相手の行動に対する自分の気持ちを、素直に、正直に、率直に、シンプルに、明確に述べる
- Specify:相手に望む行動、代替案、妥協案を具体的に提案する
- Choose:提案したことでどんな効果(結果)が生まれるか予測し、それぞれの場合における選択肢を考えて伝える
例えば、自分の部屋を散らかしっぱなしにしている娘にイライラしているお母さんは何と伝えるか?
D:まずは、感情を抜きにして事実のみを伝えます。
「あなたの部屋、服が脱ぎっぱなしで散らかってるわね。」
E:次は、自分の気持ちを正直に率直に伝えます。アイ・メッセージも有効です。イライラよりも、イライラの原因となっている自分の気持ちに目を向けます。
「お母さんは、一緒に買いに行った服を大事にしてもらえなくて残念だな。」
S:Eまででもいいけど、可能であれば相手がのんでくれそうな提案をします。
「お母さんも手伝うから、服を片付けない?」
C:ここからは分岐です。
相手がYesと言ったら…
「分かってくれてうれしい。また一緒に服を買いに行こうね!この前のお店ステキだったもんね!」
Noと言う可能性もあります。だって、相手にもNoという権利があるのですから。そんな時もやっぱり自分の気持ちをないがしろにせず、正直に率直に。相手のメリットを伝えるのも◎です。
「そっか。今は気が乗らないなら、また後で声かけるね。次のショッピングは服を大事にしてくれる人と行きたいから。」
いかがでしたでしょうか?
家族、友人、職場の同僚など、コミュニケーションをする場で使える手法です。最初は、D=事実とE=感情を分けるだけでも結果は変わってくるそうです。ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。
最後に、常にアサーティブコミュニケーションをしようとすると、何だか会話がぎこちなく感じるかもしれません。でも、それでいいそうです。何だかモヤモヤする気持ちに気付くことが大事。気付けたら改善することができるそうですよ。
